攻略順:愛良→美紀→小々路→遥
お勧め:愛良→美紀→小々路→遥
共通からの流れで最初に愛良を選んだ方が世界観に入っていきやすいかと。
共通は愛良に関する事が多く、愛良ルートの序章みたくなっています。
愛良
シナリオが良かっただけに世界説明が省略気味なのが悔やまれる。
天球儀の世界に来る事になった経緯がヒロインの中でも分かり易い方なのですが
いまいち元の世界観が分かりにくいのが残念ですね。
元の世界の情勢などがもう少し詳しく書いてあれば…こちら側で想像するしかないんですよね。
共通からの流れも考えると恐らくですが、一番愛良に力を注いだんじゃないかなぁと。
共通=愛良ルートへの序章みたいな仕上がりですし。
まったりとしたデートがよかったですね。愛良ならではの主人公へのアピール、スキンシップが可愛かった。
くっつきそうで、くっつかない2人が友人互いを意識し、恋人になる過程が良かった。
あとはエピローグの解釈が難しいということかな。
愛良本体、愛良感情体。愛良感情体が想いを果たし、愛良本体を救ったという事だと思いますが。
欲を言えばあの後もう一度、主人公と愛良の絵を持ってきてほしかった。
美紀
取り扱った題材の割にはアッサリとしたシナリオ。
多分開発当初は結構キツメのシナリオだったんじゃないかな?と思います。
美紀のおかれた状態が原因で苛められ孤立していくとか。延々と陰鬱な展開が続く。
だから、天球儀の世界であのように振る舞ったり、元の世界ではあの様な状態になったとか…。
このまま行こうとしたところ、某ヒロインに対するユーザーの反応が耳に入り
急遽路線を切り替えたんじゃないかなぁと。
延期の理由はここら辺も関係あるのかもしれませんね。(憶測ですが)
手直しするよりも一新して美紀の可愛さを前面に持って来たのかもしれません。
お陰で?十二分に楽しませてもらったのでこれで良し。
主人公を意識してからの絶対意識させてやる!振り向かせる!と絡まりながらも奮闘する美紀が可愛い。
小々路
一見すると儚そうなイメージだけどそれは違い、ちゃんと自分の考えを持ち力強く行動する妹。
料理の話題が多いのは、体が弱かった小々路のささやかな願いの実行ということでしょうね。
いろんな所に主人公と行きたい。でも体が弱いから行けない。
せめて主人公と一緒にお話ししながら料理がしたい。恩返しいしたいというもの。
兄妹の暖かな日常が巧く描かれていた。
愛良と同様にラストの解釈が難しい。(後述します…しないと書けないので完全にネタバレしてます)
遥
年上で数学のエキスパート。でもお菓子大好きで甘えてくる可愛いお姉さん。
ヒロインの中で一番えちでした。
シナリオ云々よりも、遥の言動に楽しませてもらいました。無防備で素直に甘えて来るのが良いですね。
菜緒
このルートで菜緒の言動を見るとルートが無いのが悔やまれる。
主人公サイドと一切絡まないのが残念。
菜緒で扱う題材は「湖水」にした方が良かった気が。
話しの要になる内容も前作を知らなければ意味合いが半分以上薄れるし。
(知っていれば情景などを思い浮かべて楽しむことが出来ますが)
ヒロイン4人で湖水に訪れて菜緒と恋花でも、日常会話でも主人公の事でもいいので
その会話で盛り上がり、日が暮れ寮内で夕食を採り、その後お風呂、広間みたいな部屋に
布団を引き修学旅行さながらの大人数での恋花でよかった。
小々路ルートの解釈…チュンと遥が戻って来る事が出来たのは
(書かれていないところを想像するしかないのですが)
チュンは元の役割に戻り「そこから」2人の願いを組み取り天球儀に伝え、再び会うために想いを飛ばした。
【愛良と美紀による消えてしまった主人公、小々路。記憶にはない遥、中の6人でまた過ごしたいという願い】
遥は次の世界から「あの世界でもやっぱり皆と一緒に居たい」という強い想いを飛ばした。
次の世界=望んだ現実世界。(想いを飛ばす行為は現実世界で使える行為なので)
現実世界でエルデシュの皆と過ごす中で、心残りから来るものが機縁かと。
「あの世界でもやっぱり皆と一緒に居たい」という強い想い。
小々路ルートラストの解釈
天球儀の世界に戻って来たチュンの力を借り、小々路が主人公の前に現れ主人公自身の想いで戻った。
主人公の前に現れたのは、きっかけを掴んでもらうため。目の当たりにする事でより強い想いにするため。
チュンの力を借りたのは、小々路は既に想いを使っており天球儀側の人間だから。
小々路の想いは多分、状態が最悪になった時点かな。
性格上、家族3人で一緒に暮らして行こうと決めた事をギリギリまで守ろうとしたのでは?と。
最後の気力で母親にだけは相談していたと思います。
「私自身は、ここから居なくなるけど別の世界で元気にお兄ちゃんとやっていきます」
「このまま想いを飛ばさず、あくまでも現実世界で可能な限り生きてみます」
の2択を伝え、どうするべきか相談。
当然2人で出した答えは、小々路は別の世界で生きて行くというもの。
その後、主人公と母親に見守られ身罷る。
母親が主人公に一緒に暮さないか?と誘ったのは主人公の落ち込みようを見兼ねてもあるかと。
義理息子をほっとけないという想いも。
主人公と小々路が再び戻って来た世界
並行世界ではなく同一世界で、小々路が入院し数日経過した後ぐらい。
前回との違いは遠出しなかった事、恋人としての繋がり、主人公の立ち位置。
遠出しなかった事で倒れる場所が変わった→前回と比べると小々路の体力が残っており処置が可能だった。
恋人としての繋がりを得て前回と比べると、身構えが出来ており心の安定度も高い。
主人公の立ち位置→人として小々路の兄として、恋人としての自覚。サポート能力の差。
とこんな感じで解釈しています。
その他に感じたこと
トゥルーが有ったのかな?と思われる場面があったこと。
ほとんどの人が体験版の段階で気付いていると思うのですが、屋上のオブジェの疵。
赤い石の真ん中に縦に入っている疵。校舎全体が見える背景の場面でも、あそこだけ何処か異質っぽい。
当初は天球儀に関する何かがあり、それが元でこの世界が…という何かだったのかも?
菜緒がヒロインで。
まぁただ単に古い校舎の雰囲気を出すための疵だと思いますが。
なにもないんだよもん